| 鍋吉 |
「実は7月27日早朝にランドクルーザーが盗まれてしまったんです。この車はちょうどその直後に窃盗団が捕まったという事でもしかしたら押収品の中に私の車が含まれているのではないかと思いまして電話させて頂きました。」
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| Mさん |
(物腰の柔らかい方でして)
「そうですか、それは大変ですねぇ。福島県内ではちょうど自動車窃盗事件が2件あるんですよ。たぶん鍋吉さんの事件はこちらでは「白川事件」と呼んでいるんですがこちらに該当すると思いますね。
「盗難防止装置なんかはつけなかったんですか?」
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| 鍋吉 |
「ハイ、つけようと思っていた矢先でした。」
「それでその犯人はすべて自供してるんですか?」
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| Mさん |
「まず現在13名を逮捕しています。でもまだ逃走中のヤツも5名ほどいますから、こちらとしましてはその犯人の行方を追っているところなんですよ」
「ヤツらは名古屋、神奈川、東京、千葉で犯行を重ねていたようですよ。これはまだ全部ではないですが、押収した車輌の所在から分かった話ですけどね。」
「もちろんランドクルーザーも含まれててですね、ええ〜と、確か2台だったと思いますよ。」
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| 鍋吉 |
(私としては自分の車がどうなっているかが一番気になってます)
「その押収した中に私の車があるか調べていただく事はできるんですか?」
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| Mさん |
「鍋吉さん、残念なんですが、ヤツらは最近仕事をしていなかったようなんですよ。だから押収した車輌の盗難時期は今年の3月くらいのものばかりだったんですよ。」
「だから残念ながら鍋吉さんの車ではないですね。」
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| 鍋吉 |
「そうですか・・・(溜息)」
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| Mさん |
「いや、でも鍋吉さん、今警察は税関と協議会を設けて水際で発見できるような仕組みになってますからね、発見される可能性も高いですよ。」
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| 鍋吉 |
「でもそれはこの(福島)轄内だけですよね?」
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| Mさん |
「いやいや、これは全国的な話です。」
「それに輸出しようとする時は今までほとんどフリーパスだったんですが、最近は輸出申請書というものを提出しないと船に積めなくなってるんですよ。その証明書には車台番号も記入しなくちゃいけないんだけども、それをすべて警察のコンピューターで照会して盗難車でないかを確かめてからでないとダメなんですね。あっ、コンピューターは日本国内の登録をすべて検索できるからどこの港でも同じ事をしているはずです。」
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| 鍋吉 |
「そうなんですか、だから船積み前に見つかる事が最近増えてきたんですね。」
「でもいつから始まったんですか?今日が8月1日ですよね。まさか今日からということではないですよね?」
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| Mさん |
「ええっと、それは調べなきゃ分からないんですけどね、ちょっと待ってもらえます?」
(あまりに丁寧な方で調べてもらうのは申し訳なかったので正確な日付は分からないです)
「でも今日からとかではないですよ、もう少し、そうだなぁ2ヶ月くらい前からかな。」
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| 鍋吉 |
「でもそれは保税倉庫にある野ざらしの車の場合ですよね。もしコンテナなどに積まれてしまったら探しようがないですよね。」
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| Mさん |
「最近は警察、税関も頑張っていまして、コンテナも抜き打ちで扉を開けずに中を見る事ができるものを開発したらしいですよ」
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| 鍋吉 |
「あぁ、X線でコンテナ自体をみられるってやつですよね。聞いたことがあります。」
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| Mさん |
「そうですか、事件の多い横浜とかではもう動いているみたいですし、我々もコンテナの内容物がランドクルーザーと書いてあったら必ず開けて調べますよ。」
(窃盗団もそのままランクルとは書くはずがないですよね。指摘しようと思いましたがあまりに人のいい方だったので言えませんでした・・・)
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| 鍋吉 |
「私みたいな辛い思いをしている人もいっぱいいると思いますので、窃盗事件は多くて大変だと思いますが引き続き捜査をお願いします。」
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| Mさん |
「そうですよね、そういう方を救済する意味でもランクルなどの高級車は税関職員も注意してみてますし、そういった意味ではこれからは窃盗団も動きにくいんじゃないかな。」
「でも窃盗団は○○(関東地方の県名)にまだいっぱいいるらしいですから、これからも引き続き捜査を進めますんで。」
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| 鍋吉 |
「お忙しいところ色々お教えくださいましてありがとうございました」
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