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HOME /蓄える /車両盗難への心得


■ 第一節 〜 盗難 ■ 第一章/第二章/第三章/第四章/第五章/第六章/第七章/第八章/第九章/最十章/第十一章
■ 第二節 〜 保険会社とのトラブル ■ 第一章/第二章/第三章
■ 第三節 〜 盗難車発見の可能性 ■ 第一章
■ 第四節 〜 最近の盗難事情  ■ 第一章
第五節 〜 痛ましい事件・・・東京都稲城市でおきた強盗殺人事件  ■ 第一章/第二章




□ 車両盗難事件ファイル □


第七章 〜 考察と苦悩〜自動車盗難に遭ってしまった被害者の声
盗難に遭ってから早くも2週間が経ちました。
依然として何も手がかりもなく、精神的にも追い詰められてきています。
先ほど家族会議の結果、最悪8月26日までに発見されなければ次のクルマも80ということであります。
しかしこの釈然としない気持ちのやり場を何処へぶつければいいのでしょうか・・・


これまでに各文献やHP、通関業者のお話を伺い、いろいろなことが分かってきました。

(以下の文章は私見もかなり入っていますので現実と違う場合もあると思いますのでその辺を加味してお読みください)


まず、ルートとしては大きく2つ考えられます。

1. ロシアルート
2. 中東などの自由市場ルート

ロシアルートについては誰かから依頼を受け、目的の車輌を盗み出し船に載せて輸出するということが考えられます。
この場合、あくまでロシア国内で使用されることになると思います。
そうすると、ロシア国内で警察機関が立ち入り調査や検問を行なわない限り盗難車が出てくることはまずないでしょう。

また出てきた(盗難車と発覚しても何かしてくれるのでしょうか。そもそも海外からの盗難車なんて調べようともしないのでしょうか?)
実際、ロシアで発見されたという話は私は聞いたことがありません。

しかしロシアは左ハンドルの国です。この国で右ハンドルを乗っていれば相当目立つと思いますが、韓国のように「右ハンドル車禁止」ではないため、そのまま流通しているものと思われます。


次に自由市場ルートです。
これはドバイ(アラブ首長国連邦)に代表される市場を経由することで"黒いものを白くして出す"ことが可能です。
窃盗団はまずはこのような自由市場へ輸出し、マーケットに出すことで利益を得、その後第三国へ再輸出するのでしょう。
向こうの市場にはランクルがたくさん並んでいるようです。ほとんどが盗難車とおぼしき車輌だそうです。


前述の通り、日本車は右ハンドルです。世界を見渡しても右ハンドル車の国は数えるほどしかありません。旧英国連邦各国がそれにあたります。(オーストラリア、ニュージーランド等)


近年、イギリスでは今この問題が大きな社会問題に発展しているそうです。BBC(イギリス国営放送)ではこの問題について先日ゴールデンタイムに放映したそうです。その内容はBBCのサイトに掲載されておりますので英語が理解できる方はぜひ見てください。そして和訳したものをお送りいただければ非常に嬉しく思います。(概要だけでも結構ですので)


別ルートでイギリスで盗難車が見つかったというケースを聞きました。
ある方がBNR33(スカイライン)が盗難に遭い、約2年後にイギリスで発見されたと警視庁から連絡があったそうです。

イギリスでは日本でいう"善意の第三者"という概念がなく、例えば検問などでその車輌が盗難車だと分かってしまったらその場で没収です。乗っていた人は売ってくれた人を訴えるか代金の返却を求めるそうです。

逆に日本では盗難車だと知らなくて購入し乗り回していた場合、その購入した人は法律上保護されるのです。


しかしどういう経路でイギリスで発見された盗難車について連絡が来るのでしょうか。
これは「インターポール」という世界の警察機構があり、まずイギリス警察はインターポールに車輌情報を照会します。
すると日本の警視庁から提出されている盗難車リストと照らし合わせそこで元の持ち主が発覚するのです。
そして警視庁より最寄の所轄警察署に連絡が行き、所有者に連絡が入るそうです。
そのときに「権利を放棄しますか?」と聞かれるそうですが、権利を主張する場合、イギリスからの輸送、通関、車輌の再登録まで全て自分の力だけで行なわなくてはなりません。
当然イギリスとのやり取りですから英語は必須です。
また車輌の状態がどんなものか分からないうちにどうするかを決めなければならないということで誰もが躊躇すると思います。
おまけに再登録するまでには多大な時間と労力、費用がかかるため断念せざるを得ないと思います。
車両保険に入っていた場合はすでに次のクルマに乗り換えているでしょうし、その場合は名義は当然保険会社に移っているので元の所有者には連絡は来ないと思いますが。


とにかく船積みされるまでが勝負だと思っています。
いつ船積みをされるかというのは分かりませんが、直近で自力発見した方は3週間で大黒ふ頭の保税倉庫に佇んでいるのを発見したそうですから、私の中では3週間〜4週間がリミットではないかと思っています。
(すでに半分が過ぎようとしていますね)


ちなみに船の時刻表なる書籍も販売されておりまして、ドバイ行きはほぼ全ての貿易港からドバイに向けの便があります。
関東近県でも横浜港、川崎港(東扇島も含む)、千葉港、○○○、、、となっております。
最近のトピックスとして警視庁から各港、税関に向けて通達を出しています。
これにより全ての港では通関検査が厳しくなり、窃盗団もあらゆる方法を使って輸出しようとするでしょう。
この通達の効力が発揮されるのはちょうど8月6日だそうで、最初のうちは窃盗団も混乱するでしょうから何台かはこの検査の網にかかり持ち主のところに返還される率も一時的に高くなるのではないかと予想しています。
#コンテナに積載されてしまったら発見は難しくなりそうですが。


日本国内で使用されていた車輌は、3つの方法で流通しているようです。

1.左側通行の国で右ハンドルのまま乗られているケース
2.右側通行の国で右ハンドルのまま乗られているケース
3.第三国で右ハンドルを左ハンドルに無理やり改造して販売されるケース

1のケースは文中のイギリスなどです。
2のケースは文中で行くとロシアです。
3のケースについては雑誌に載っていましたが、右ハンドル用のパーツをそのまま流用し、無理やり装着されているそうです。
しかし、別の筋から聞いたところによると、やはりクオリティーの問題でクレームとなるケースが多く、このような加工は衰退気味なようです。
よって1と2のケースが多いのではないでしょうか。

#その国の警察が優秀であればそのアジトを捜索し、日本からの密輸ルートが追えるのでしょうが、#なにせ外国の話ですから日本の警察よりももっとあてにならないんでしょう。



また、今朝のニュースで警視庁で二輪・四輪の盗難が急激に増加していることから(今さらだと思いますが)対策本部が設置されたようです。
ですのでこれからは少しは盗難も減るのかもしれません。

いや、窃盗団もあの手この手を用いて犯罪の手口が一層巧妙化するのかもしれません。




長い駄文となりましたが、私としては自力で発見したいと思う反面、もう見つからないかもという思いに駆られてもいます。
正直、かなり精神的なダメージが大きいです。
このままおとなしく保険の免責が0になるまでおとなしく待っていようかと思う時間も増えつつあります。
なにせ全く手がかりがないですから。

そうは言っても盗まれた80は短い時間の付き合いでしたがこれから愛着を持って乗りつづけようと心に誓っていたのでやはり諦めるのには早すぎる気もします。

ですから、今度の土曜日の捜索と、盆休み明けの平日1日の捜索を持ちまして自力捜索は終了させようと思っています。

とにかく精神的にかなり追い詰められておりまして、どうにかなってしまいそうです。
この苦しみから開放されるためには新しいクルマ探しをすることで少しは和らげることができるのではないかと思っています。


こんな思いをするのは私一人で十分です。
みなさんも「自分には関係ない」と思われる方もいらっしゃると思います。
実際に私もそう思っていました。
ですが、事件は突然やってきます。
このページは私の捜索模様をドキュメンタリーでお送りしておりますが、明日はあなたのところにもこの危機がやってくるかもしれません。

お願いですから愛車を守るために何らかの自衛策を施して下さい。



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