開発コンセプト

 

ランドクルーザー80の開発のテーマ (新型車解説書より抜粋)

時代は60全盛期。次世代ランドクルーザーのコンセプト(方向性)やテーマを簡潔にまとめています。

全世界で使用されることを前提に、日本国内では過剰とも思われる基本性能、耐障害性について、以下にご紹介します。

ハチマルを世に送り出すまでのメーカー開発者の方々によるたくさんの苦労話は「ハチマルの生い立ち」を読んでみてください。

きっとハチマルのことがもっと好きになると思いますよ!

1. 外形のデザイン

・力強く動きのある曲面構成により、4WDの高級ランドクルーザーに相応しい、都会的で個性的なスタイリング

2. 室内デザイン

・力強く高品質な多用途キャビンのデザイン
・最高級マルチパーパスワゴンに相応しい豪華で落ち着いたインテリア
・ドライバーを包み込む豊かな曲面造形の乗用車的なインストルメントパネル

3. カラーデザイン

・外板色は高級感のある色見とカラーパレットの充実
・室内色は従来のハイコントラスト配色から落ち着きのあるトーンオントーン配色による上品さの表現

4. 基本性能

・従来のH系ディーゼルエンジンに代わって新開発した新エンジン1HZ、1HD-Tエンジンの搭載による動力性能の向上
・乗り心地、操縦性・安定性の向上をはかる4輪コイル式サスペンションの採用
・新トランスミッションとフルタイム4WD(センターデフロック付)用とパートタイム4WD用の2種類のトランスファー設定による駆動系の強化及び使用性の向上
・ブレーキ関係、ステアリング関係の性能向上と新機構・新装備の採用

5. 新機構・新機能

・フルタイム4WD
・電動式フロント&リア用デフロック
・4輪コイルサスペンション
・新PPS(注:プログレッシブパワーステアリング)
・ウインチのバンパーへの内蔵化
・4輪ディスクブレーキ
・2ステージショックアブソーバ
・オートドライブ
・オートエアコン
・CDプレーヤー、9スピーカーシステム
・大型ムーンルーフ
・クールボックス(アイスメーカー付)
・バックスペアタイヤキャリア
・アルミホイール
・12-24ボルテージスイッチングシステム など

6. 車種構成

・ボデーは従来のハイルーフを廃止し、標準ルーフの一本化
・フルタイム4WDの採用(除くバン系のSTDとGX、VXのパートタイム4WD車)
・VXリミテッドをワゴン車、及びバン車の1HD-T搭載車に設定

以上のように新型トヨタ ランドクルーザー80系は従来に増して、スタイル、基本性能をアップし他車の追隋を許さない"ランクルの王者"として、今後ともお客様に誇りと満足を持っていただけるものと確信しております。

(出典:ランドクルーザー80 新型車解説書 1989年10月版)

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