ハチマル選び

 

ハチマルを手に入れる

ランドクルーザ80はすでに新車で購入できなくなってから早12年が経ちました。初期型からすれば19年も前の車です。
初年度登録の日から13年が経過したガソリン車(ディーゼル車は11年)が10%増しの自動車税もかかりますし、しっかりとメンテナンスしないと修理費用ばかりがかかってハチマルを楽しむこともできなくなってしまう場合もあります。

このページでは、これからランクル80を購入する事を検討されている方がどのような点に注意してクルマを選べばいいのかをまとめてみました。

 

| 維持費について | 燃費について | ハチマルの選びかた |

 

維持費について
ハチマルに関わらず、自動車を購入するためには車両価格とは別に、諸費用と言われるものが必要です。大きく分けると次のような費用がかかります。
プライスボードに書かれている費用プラス諸経費がかかること、また(これが一番大事!!)メンテナンス費用をある程度見越しておかないと、車庫で眺めるだけの車になってしまうかもしれません。(要は壊れて乗れない・・・)
程度のいいハチマルを見つけることも大切ですが、最終モデルでも12年が経過した車両であることを忘れずに、予算の10%くらいを手元に残すくらいの感じで選んでみてはいかがでしょうか。
費用発生タイミング 費目 説明
契約するとき

【法定費用】

自動車税

購入した月から翌年3月までの月割り費用が必要です。また初年度登録よりガソリン車は13年、ディーゼル車は11年経過した車両は一律10%増額となります。ご注意ください。

【法定費用】

自動車重量税
車の車両重量に応じて課税される国税です。
車検時のみに納税する義務がありますので、車検が残っている中古車を購入するときは必要ありません。しかし、購入時に車検を通す中古車の場合は必要となります。

【法定費用】

自賠責保険

車検残のある中古車の場合、その分の保険料を販売店に支払うのが一般的です。
車両登録費用 名義変更(=ナンバー取得)のための費用です。印紙代として国に納める法定費用も含まれます。通常は販売店が名義変更しますので、販売店の見積に従うしかないと思います。
車庫証明費用 これも自分で警察署に行けば2,500〜2,700円で取る事ができます。(都道府県によって異なる) 中古車店が代行すると手数料が必要となります。
納車整備費用 新車のときも計上されますが、納車までの間に室内清掃やワックスがけをする費用のようです。
リサイクル費用

自動車リサイクル法に基づき、自動車購入時(預託済みの場合は不要)に支払うリサイクルのための費用です。大抵の場合預託済みと思われますが、費用が計上されているかもしれません。販売店に確認しましょう。
こちらから預託状況を調査できます

車検のとき

 

自動車重量税

車両総重量によって変わる。車検期間によって費用も異なる。
・3ナンバー:6,300円/0.5tで計算
・1ナンバー:13,200円/年(2tまで 以降6,300円/t加算)
・8ナンバー:37,800円/2年(3tまで)
※参考:(財)関東陸運振興財団

自賠責保険 ・3ナンバー:23,170円 (25ヶ月)
・1ナンバー:43,910円 (25ヶ月 *13ヶ月は25,460円)
・8ナンバー:31,140円 (25ヶ月)
車検整備費用 [ユーザー車検]
・印紙代は(国)400円+(検査法人)1,400円=1,800円です。
・構造変更を伴う場合は400円+1,700円=2,100円です。
[販売店等で車検代行]
・別途代行手数料や整備費用(内容・項目によりマチマチ)がかかります。

 

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燃費について
昨今のエコカーブームに反して燃料大食いなハチマル。。
(乗り方や車両の状態によっても変わるので)あくまで参考ではありますが80オーナーから聞けた情報を総合し、以下に燃費を記載してみます。

燃料区分 エンジン ミッション
AT MT
前期型ガソリン 3F-E 3.5〜4.0km/L -
中・後期型ガソリン 1FZ-FE 3.0〜5.0km/L 4.0〜6.0km/L
前・中期型ディーゼルターボ 1HD-T 5.0〜7.0km/L 8.0〜9.0km/L
後期型ディーゼルターボ 1HD-FT 5.0〜7.0km/L 7.0〜9.0km/L
前・中・後期型ディーゼル(NA) 1HZ 6.0〜7.5km/L 5.0〜8.0km/L

 

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ハチマルの選びかた

このページで何度も書いて恐縮ですが、ハチマルは一番古くて19年、新しくても12年も前の車です。乗用車で言えば20年前の車を中古市場で見かける数はかなり少なくなってきています。その中で「ランドクルーザー80(ハチマル)」は根強いファンも多く、いまだに価値あるクルマとして認識されていると思います。
とはいえ、既に旧車の域に達していますので車両選びは慎重に、かつ少々のの不具合は笑って乗り越えるか、もしくはご自身で対処してやろう!という気構えが必要だと思います。

もしあなたが「そうは言ってもハチマルに乗りたい!」と思っているならば、こんなところに気をつけて愛車を探してみては?というポイントをご紹介します。
出かけるときは、『後で見返せるようデジカメ持参』、下周りを覗き込むことがあるので『軍手や汚れてもいい服装で』行ったほうがいいと思いますよ!

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中古車購入のチェックポイント

(1)遠目から眺めてみる
装備品を含め全体のバランスを確認するとともに、ボディとドアの色味が違う、など近くに寄リ過ぎると見落としてしまう小さな変化なども見つけることができるかもしれません。
(2)ボンネット周辺

ボンネットとフェンダーの隙間を確認します。左右の幅が違う、均一でない場合は何らかの事情でどちらかを脱着した可能性もあります。
ボンネットを開けヒンジのあたりもボルトが妙に新しかったりしないかを見ます。
コーションプレートも確認しましょう。素性が分かりますので。

近くに寄ったついでにボンネットが飛び石で割れていないかも確認しましょう。

(3)ドア周辺

ドアのヒンジも4枚とも見てみましょう。建てつけが悪かったりすると閉まりが悪い場合もあります。(調整で直る場合も多々あります)ドア開閉の音が左右で違わないかも確認してみましょう。

 

(4)リアゲート周辺

後部に周り、リアゲートの開閉も確認しましょう。ダンパーが弱って勝手に下がって来てしまうかもしれません。契約時に交換してもらえるかも確認したほうがいいでしょう。

スペアタイヤキャリア装着車ではウインカーレンズのあたりのゲートが削れているケースが多々見受けられます。これはリア ゲートを完全に開かない状態でバックドアを開けてしまってキャリアに沿って削れているものです。タッチペンで修正してあるケースも多いと思いますが、錆び が出ていないか要チェックです。

また前オーナーがバックする時にスペアタイヤの幅を見誤って後部をタイヤで押してしまう事もあります。
そうすると最悪、ゲート自体を押してしまい結局その閉まり具合が(上下の噛みあわせとでも言うのでしょうか)悪くなります。
とりわけ下ゲートが一発で閉まりにくくなっている車輌も見受けられます。
必ずドアは何度か開け閉めしてみてください。

(5)ルーフ周辺

意外と見落としがちな部分ですが、必ずチェックしたい部分です。80はルーフラックを積んでいるケースも多いと思いますが、ルーフモール(雨どい)部分がめくれあがってないか、またヘコミや塗装が剥げ落ちていないかのチェックを行ってください。

屋根部分がボッコリ凹んでいる時もありますので十分ご注意ください。

(6)室内全般


内外装共にクリーニング済みであることが多いと思いますが、主に電装品の動作チェック、エアコン、パワーウインドウの チェックがメインとなります。

いきなりエンジンをかけるのではなく、まずはフロアマットをめくってみてください。湿っていませんか?サンルーフの排水ドレンが詰まって室内にあふれてきている場合もありますので。(錆につながりますし)

次に、座った状態で周りを見回してください。シートがへたっていませんか?臭いは気になりませんか?この個体をずっと乗っていけそうですか?

またすべての電装品は必ず動作確認してください。
ちなみに80のパワーウインドウのモーターはかなり弱いです。
冬場は特にぎこちないです。最悪動かないかもしれません。
これはパッキンが劣化しているからというよりもモーターの劣化の可能性が高いですがシリコングリスをガラス面に塗付するとかなり状況は改善されるようです。
サンルーフがある場合は必ず開閉確認してください。前オーナーが全く動かしてなく、固着しているい場合もありますので。

あとヘッドライトウォッシャーも壊れやすいです。部品代は高いです。
ライトを点灯させた状態でウォッシャーのスイッチを入れてみてください。消灯してると噴射しませんのでご注意くださいね。

(7)付属品の確認

必ずチェックしたいのはカギの本数です。
新車時にはマスターキーが3本、カードキーが1本ついています。ない場合は自分以外の誰かが持っているはず(紛失もあると思いますが)盗難が心配な方はカギの交換を申し出ましょう。カギの価格は約3.6万円です、(工賃除く)

また整備手帳や取扱説明書(ナビやオーディオなど後付けのものも)の有無を確認しましょう。

(8)エンジンルーム周辺

再びボンネットを開けてみましょう。パワステの辺りから何か滲んでいたりしませんか?軍手があればオイルフィラーキャップを開けてください。フィラーキャップはどんな状態ですか?白濁したものが付着していませんか?
白濁したものはブローバイガスですが、大量に付着しているものはオイル管理が悪いということで敬遠したほうが無難だと思います。
またせっかくですからエンジン内部をのぞいてみましょう。オイルはちゃんと入っていますか?ニゴリはありませんか?
バッテリーの状態やエアクリーナーも一度外して中を見るということもできるといいと思います。

実際にエンジンをかけて暖気運転後の排気ガスの状態も見てみてください。あまりにも白煙、黒煙がすごいとエンジン内部に問題がある場合があります。

(9)下回り

フロントのステアリングボールナットの状態も確認してください。
チェックの仕方は、グリスが必要以上にもれていないか?ということです。漏れている状態というのはボール全体が黒ずんでいる感じということです。

また下回り全般を見てみてオイルがにじんでいたり、路面にオイルが垂れた後がないかなど確認しましょう。
販売店にて下周りを塗ってしまっている場合もありますので、ぱっと見キレイだったら逆に念入りに見たほうがいいと思います。

リフトアップがされている場合は、補正部品(ラテラルロッドやダウンブラケット等)が入っているかも確認しましょう。

(10)試乗時のチェック
「曲がる・止まる」が確実であるかはもちろんです。
・ まっすぐ走るか(ステアリングから手を離してみるとか)
・ 左右に振ってみる
・ 強めにブレーキを踏んでみる
・ 急加速してみる
などもやってみてください。
・ ATは正常にシフトするか?
・ ブレーキを踏んで左右にブレないか?
・ 異音はしないか?
などチェックしてください。

ただし一般公道での試乗となると思いますので安全を十分確認してください。
試乗するときは自賠責保険しかかかっていない状態です。

 

最後はあなたの感覚も大切です。
今は妥協を許さない買い方ができるほど豊富に在庫があるわけではありません。
こいつとは長くやっていけそうだ、と思えることが大切だと思います。
多少のトラブルは、この80FREAKSの至る所にあるオーナー同士が交わす情報で解決できると思いますから!!
(上にも書きましたが、不具合修理費用として予算の10%くらいは手元に残したほうがいいですよ。知恵は得られても絶対修理費用かかりますから!

もう一つ大切なこと。
たぶん、販売店の店員さんがいろいろ案内してくれた(くれる)と思います。
その人はあなたにとって頼りがいのある方ですか?
ちょっとした相談も面倒くさがらずに対応してくれそうですか?クルマに対する知識はありそうですか?
クルマの程度も大切ですが、何かあったときに親身に相談に乗ってくれる方が居ると居ないとでは安心感が違います。
そういう視点でも検討してみてもいいかもしれませんよ。


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